福岡の歓楽街、中洲に客足が遠のいている本当の理由かもしれないはなし

その他

昨日高校時代の友人と毎年恒例の忘年会をしました。やっぱり友達と久しぶりにあって酒を飲むことは楽しいですね。

その帰りのタクシーで運転手さんが最近の中州について面白い話をしてくれました。

夜の町「中洲」

夜の町中洲

ちょっと中洲についてお話しします。

昭和通り、明治通り、国道202号に直角に交わる中洲中央通りが中洲の歓楽街の中心です。その中心となる那珂川の対岸は「西中洲」と呼ばれ高級料亭や料理がおいしいお店も多いです。

中洲は九州最大の歓楽街であり、大阪北新地と並んで西日本一の歓楽街と呼ばれたり、東京の新宿歌舞伎町、札幌すすきのとあわせて日本3大歓楽街と称されることもあります。夜の町で飲食店や風営法対象業種のクラブやラウンジなどが集積されています。(via: Wikipedia)

夜の町中洲といわれ、たくさんの人でにぎわっていた中洲ですが、ここ数年で少しずつ客足が減り始め、たたんでしまうお店も年々増えて来ています。実際に僕の取引先の人に話を聞いてみたりしても、また僕自身の会社でも中洲に飲みにいく機会は年々減って来ています。

中洲のお客が少ない理由?

中洲

もちろん景気が悪い悪いといいながらも、よくお客さんが入るお店もあるでしょう。ただ、なんでここまで顕著に客足が減って来ているのでしょうか。昨日乗ったタクシーの運転手さんが面白い話をしていたのでご紹介します。

以下、運転手さん談

先日中洲のスナックのママさんをのせたんですよ。最近どおですか?ってきいたら全然だめだって。この前の月曜から水曜までの3日間でお客さんは一人だけしか来なかった。お店開いて29年だから30年まではやりたいなって思ってたけど、もうそろそろ限界なんで今年でお店を閉めるよって。そのママさんの知り合いだけあわせても今年は100件くらい店をたたむらしいですよ。

中洲にあるお店ってだいたい3000件くらいあると聞いたのですが、今だいたいどのくらいになっているんでしょうか。結構シャッターが閉まっているところも見ます。その運転手さんはこんなことも話していました。

僕ら(運転手さん)も中洲にはまった時期が結構前にあったんですが、やっぱりお店の目当ての女の子をおとしたいわけですよ。ぶっちゃけていったらその目当ての女の子とホテルにいきたいわけですね。そのために何十万とその子につぎ込んでやっとおとせたーって自己満足にひたるわけです。

でも今はちょっと違うみたいです。先日ある単身赴任で福岡に来ているサラリーマンの方をのせたらこんな話をしてました。そのお客さんはこっちにきて1年になるんでそれなりの行きつけのお店ができたみたいなんです。そしてまあその女の子を指名するようになったんですが、1、2回その女の子に相手してもらうとまあ同伴(女の子と一緒に開店時に来店すること)しようって話になるんですよ。

その方もその女の子がお気に入りでじゃあ同伴しようかっていって夕方待ち合わせたらしいんです。同伴するってことはその前に食事したりするわけですからね。それで待ち合わせしておちあって食事にいこうと思ってたら女の子がこう言うらしいんです。「○○さん、食事する?それともホテルに行く?」って。その方はそんなにその女の子にお金使った訳じゃないにもういいの?って感じだったみたいです。

まあ僕が中洲にはまったときもそんなことはあったのかもしれませんよ。僕もそんなにお金を落とす客でもなかったですからね。でもね、変わったなーって。そんなに簡単におちるのかって。お店側もお客さんがこないから必死なのかなーって。まあそういうのが好きで行く人ももちろんいるんでしょうけどね。でももう中洲で恋はできないんじゃないかなーって思った訳です。さびしいですよね。

中洲2

こんなかんじです。僕は結構面白い話だと思いました。。要は魚釣りは釣るまでと大物を釣った瞬間が一番楽しいってことでしょうか。簡単に釣れるなら釣りは面白くないってことかもしれません。僕はあまりそういうお店に遊びにはいかないのでそれが今の本当の状況かどうかも今までがどうだったかもはっきり知っているわけではないんですが、このへんも中洲に遊びに行く人が減って来ている理由かなあって思いました。。

それでは

コメント

  1. kuro より:

    素人衆が減ると玄人・通も来なくなる、と。なるほど。

    • nao より:

      コメントありがとうございます。
      僕はまったくそちら方面は素人なのでよくわからないのですが、素人がいるから玄人って概念がでてくるのかもしれませんね:)