【投票率】若い人の投票率について【選挙】


2012/12/19
国会議事堂

先日の衆院選、結果は自民党の圧勝でした。その投票率は59.32%と戦後最低を更新してしまいました。よく言われるのが若者が投票にいかないから。でも、果たして若い人が投票に行かないことだけが投票率が低い原因なのでしょうか。。

第46回衆議院選挙投票率

59.32%(戦後最低)
それまでの戦後最低は1996年衆院選の59.65(小選挙区)、59.62(比例代表)
参考:衆院選・投票率59.32%で「戦後最低」 総務省発表 : J-CASTニュース

※福岡は・・・

42.92%(福岡県)

とても低いですよね。福岡に至っては2人に1人も投票にいってないことになります。。。

前回(第45回)の衆院選の投票率

第45回衆院選の投票率

これを見ると特に35歳未満の人の投票率が低いのがわかりますよね。国会議員に立候補した政治家も当選してなんぼだから、投票率の高い中高年層のほうを向きやすくなります。極端な話、投票率の悪い世代の意見は無視しても悪い影響は少ない。その世代が政治批判をしても聞き入れられにくいということになっていきます。そもそも投票に行かない人は批判をする権利もないのかもしれません。こうなると若い人の意見は反映されにくい。

こう考えると年金問題、社会保障の問題など、中高年よりの政策になっていきやすい状況ではあると思います。

若い人が悪い??

じゃあ、やっぱり報道のインタビューやSNSなんかでよくみかける「若者が投票に行かないのが悪い。若い人は投票にいくべきだ。投票にいくのは義務だ。」ってことなんでしょうか。。

たしかに「投票には行くべき」これは大前提の正しいことだと思います。誰に入れるのかわからなくても行かないよりは行った方がずっとまし。

若い人達はいつの時代も投票率が悪い。

そうではあるけれども、ただ若者が投票に行かないのがすべて悪みたいな言い方はちょっと違和感があります。

歴代投票率-年代別
出典:年齢別投票率の推移 | 財団法人 明るい選挙推進協会

上のグラフは明るい選挙推進協会からお借りしました。年齢別の投票率の推移のグラフです。どの時期も若い世代の投票率が悪い。これから何がわかるか??

「今の中高年も若いときは選挙いってないじゃん。えらそーなこというな!!」でしょうか。そうではないですよね。そんなこと思ったらダメ。

思うに若い世代って特に20代は学生も多い。社会人なりたての人も多い。いまいち政治が自分の生活に与える影響が実感できないのではないでしょうか。それが、結婚したり、子供が生まれたり、仕事でもある程度のポストについたりしてくるとそのときの国政によって生活に与える影響っていうのがだんだんわかるようになってくる。まして、定年を迎えてセカンドライフに入った方は年金問題や社会保障制度などはもろに影響を受けます。

それで、徐々に選挙に行こうって割合がふえていっているんじゃないかなあなんて思うわけです。

若者だけのせいじゃなく

そういうことから今、日本にいちばん必要なのは選挙と生活の関係を理解しやすい環境をつくることではないかなあと思います。資料が閲覧しやすかったり、各党の政策方針がもっともっとわかりやすかったり。
今回の選挙戦の間にもニコニコ動画で公開党首討論があって、生中継にもかかわらず100万人近く(以上?)の人が見てました。僕もみました。それが全員中高年世代だとは考えにくい。若い世代も多かったと思います。

若者は選挙、政治に興味がないわけじゃない。どうやって情報を集めればいいか、勉強すればいいのかわからないだけだと思うんです。生活への影響が実感しづらいならなおさら。

国会議事堂

ネット上で選挙活動を

テレビで特番くんでもテレビを見る人自体が減ってきている。新聞の購読者数も減ってきている。ましてやわざわざお金をだして特集されている書籍なんか買う人もなかなかいないでしょう。だからやっぱりネット上での選挙活動を法的に認めることが必要なんだと思います。

投票自体はけっこうまだむずかしいかもしれないけれど(やっぱり個人が特定される危険性もありますし、セキュリティ的な面もあるし、本人が投票しているかってことも方法を練らなければいけないし。)。ただ、これだけメディアの割合がネットに移ってきている中で、ネット上で選挙活動ができないのは国民に政策を打ち出すということに関して言えば物足りないと思います。

SNSなんかの活用ももちろんした方がいいと思います。匿名という状況が多い以上いろいろな問題が想定されますが。。。でもそういう、情報を得やすい環境をつくっていくことが大事だと思うし、そうすれば政治に対して真剣に向き合う有権者がどの世代でも少しずつふえてくるんじゃないかなあなんて思います。

もしかしたら、、もしかしたら、、あえてそういう風にはしてないのかもしれませんけど。。。。

それでは

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