文房具がここ数年ちょっとしたブームです。文房具が好きな僕にとっては取り扱ってるお店や文房具専門店が増えることはうれしいです。海外の文具なんかも近くのお店で買えるようになってきていますからねー:Dそんな文房具のいくつかのヒット商品について何回かの記事に分けて考えてみようと思いました。
文房具のヒット商品の特徴
大まかに分けるとここ最近でヒットした文房具って次の4つの特徴の内、少なくともどれか1つはあてはまります。
ヒットの特徴
- 業務用途はそのままに個人向け用途を加える
- 機能性重視のアイテムのデザインにも力をいれる
- 従来の用途から全く別の用途に変わったもの
- 従来の用途に時代の流れに沿った機能をプラスしたもの
ケース1.マスキングテープ
マスキングテープは従来塗装の現場や内装関連の場面で多く利用されていました。名前の通り色を塗りたくない部分にはってマスクをして細部を塗装したりコーティングしたりといった用途です。簡単に言えば和紙でできた貼っても剥がせるテープです。業務用だからというわけではないかもしれませんが、デザインもそこまで凝っているものではなく、1色無地の無難な色がメインラインナップでした。
そんななか、各メーカーが(mtで有名なカモ井加工紙株式会社が最初なのかな?)そのテープの表面にパターンなどのデザインをプリントして発売。それが多くの文具店や雑貨屋で販売されはじめます。もともと貼っても容易にはがしやすいという特徴も手伝って女性を中心に大ヒット。「マステ」という言葉まで生まれました。今ではデザイン文具メーカーのMARK’Sや倉敷意匠を始めたくさんのメーカーから個人向けのデザインマスキングテープが販売されています。
参考
特徴
このケースは上の4つの特徴のうち1と2に当てはまります。表面にデザインをプリントするという方法でBtoBの従来の販売経路からBtoCの一般の個人向けに販路を拡大しています。自身のオンラインショップでも直接販売されています。
そして、従来の業務用途はそのままに、持ち物を飾る(デコる?)という新しい用途を生み出しています。最近では手紙に貼ってあったり、ノートなどの持ち物に貼ってあったりすることもよく見かけます。単純にコレクションとして集めている人もいると思います。
マスキングテープは今ではクリスマス限定デザインが販売されたり、有名なデザイナーやショップなどとコラボしたりと特に女性を中心にもう定番アイテムになっているのではないでしょうか。文房具店や雑貨屋さんでは必ずといっていいほど売り場にスペースがとってあります。
新しい用途を従来の用途にプラスして販路を拡大したアイデアはすごいですね。
それでは
【文房具編】ヒット商品のアイデア
- マスキングテープ
コメント