実在店舗とネットショップの今後の関係


2012/04/03
ねっとと実店舗バランス

こんにちは。

楽天が取引高が一兆円を超えたというニュースが少し前にありました。インターネット通販の取引高は年々増えて行っています。そうするとその分実在する店舗での流通量は減少傾向にあるということが言えるとおもうんですが、今後はこの実在店舗とネットショップの関係ってどうなっていくのでしょうか。

インターネット利用の現状

まず現状でのインターネット利用の状況を見て行こうと思います。資料はちょっと古いですが、平成22年度の情報通信白書を参考にさせていただきました。

インターネット利用目的

インターネット利用内容

電子メールがいちばん割合が高いですね。すでにeメールはどの世代においてもなくてはならないものになっています。場合によっては電話より使うって人も多いのではないでしょうか。これからはメールからSNSなどに変わってきそうなかんじもします。そうしたことをふまえると、現状では低いですが、SNS参加や就職・転職関係、e-ラーニングなどは今後もっともっと割合が高くなってくるのではないでしょうか。

年代別インターネット普及率

インターネット普及率

上のグラフは2010年の年齢別のインターネット普及率をグラフ化したものです。10代〜50代手前までが9割をこえてきています。

50代を超えると段々右肩下がりになってきていますね。それぐらいの世代の方より上の方はまだまだインターネットの利用には慎重な姿勢がみてとれそうです。

男女別インターネット普及率

こちらは男女別のグラフ。40代まではほぼ男女同比率です。それ異常になると若干ですが、男性の利用率の方が高くなる傾向にあるようです。50代以上の世代は女性が専業主婦の方が多いからでしょうかねえ。とくにこの辺りの年代の方は、インターネットが普及し始めた頃の年代でしょうから、仕事などをする上で必要だった方以外はPCにも触れずに、そのまま流れでインターネットを利用しないままの方々もいらっしゃるのかもしれません。

インターネットで購入する理由

インターネットで購入する理由

インターネットで購入する理由を見てみると、時間と場所の制限がないことがもっとも大きな理由です。それともうひとつ、商品や価格を比較しやすいということも割合が高くなっています。これはインターネットで通販する際のもっとも大きな特徴でもありますね。

インターネットで販売する理由

インターネット販売を行う理由

今度は販売側の理由です。なんといっても日本全国、または世界中をターゲットにできるということが大きな理由です。そのマーケティングの部分ともうひとつ、実在店舗をもつ必要がなく、人件費などのことも考えると、コスト的にも好ましいという理由があります。

大手チェーンなど実在店舗が何店舗もあるようなショップでもECサイトを運営しているところがほとんどです。一人一人の顧客データを同時に入手できるので、傾向などもつかみやすいと言った利点もあります。

インターネット通販の特徴のまとめ

購入側

ネット通販の長所

  • 営業時間の縛りがない
  • 店舗に移動しなくてよい
  • 様々な商品を探せる
  • 価格の比較が容易にできる
  • わずらわしい店員対応にあわなくてすむ

この辺りがネット通販の利点ですかね〜。では、悪いところはどうでしょうか。

ネット通販の短所

  • 購入してから手元に届くまでのタイムラグがある
  • 実物を見たり試用したりできない(アプリ等は除く)
  • その場でタイムリーに質疑できない

こんなところでしょうか。実在店舗はこの辺りのことをふまえた対策が必要かと思います。

すぐに欲しいという場合はどうしてもネットに限らず、通販はタイムラグがでるのでその場合は実在店舗の方が有利です。ただ、二つ目、三つ目は購入側はその欲求を満たす方法があるんですよね。

店舗で見る・試す→ネットで買うという流れ

ねっとと実店舗バランス

すぐに入手しなければいけないといったような時間的な条件がない場合、上の図のような構図になってしまいます。人件費、店舗の家賃等のコスト的に優位なところがある分、ECサイトの場合は単価が安い傾向があるからです。そして顧客側は、特に楽天等の大手ネットモールや価格.comなどの場合、欲しい商品を検索して、「安い順にならべかえる」という項目をクリックするだけで、全く同じ商品を日本全国に広がる店舗の中で相見積もりをとることができるのです。そして、その中でいちばん安い店舗で購入ができます。

ネットではデメリットである実物を確認するということを実在店舗でやってしまうことができるわけですね。

例:ゴルフで使う新しいドライバーが欲しい

1.欲しいドライバーを決める

昨年から発売されている白いドライバーの新しいモデルがほしいなあ。。どこかで試打してみよう

2.近所のGOLF5で試打してみよう

今ではどのゴルフショップでも手軽に試打できるし、データ測定機器もすごいのがあるので試してみることは容易です。

3.実際に購入するのはネットも含めて一番安いところ

どのお店で購入しても原則的に同じものですからね、一番安いところで購入できればそれがいちばんいいわけです。

4.購入!!手元に届いた:-)

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ということで届いたら購入完了です。次の休みには練習するぞー。

こういった流れで買えてしまうんですね。実際の店舗はこういう使い方をされたらちょっと参りますよね。。。

もちろん試さずに買ってしまう人もいる訳で、実在店舗は何もしないままだとどんどん売り上げが落ちて行ってしまう恐れがあります。そこでしか買えないものとかのニッチな分野ならまだしも全国に流通しているものなんかはネットで買った方が安いことが多いのでインターネットを使い慣れた人ならネットで購入するひとが多いでしょう。実在店舗で買うのはすぐ必要な場合と衝動買いのときだけってなってしまう可能性もあります。

実在店舗が大事にしなければならないこと

インターネット普及率予想

これからのインターネット普及率は上のグラフのようになることも十分に考えられます。今の比較的若い世代が途中でネットの活用をやめてしまうことは何か大きな出来事が起こったりしないかぎりは考え難いからです。

今は食品や自動車ですら通販で購入できてしまう時代です。そこで実在店舗が重点を置かなければならないことはなんでしょうか。ECサイトを立ち上げることも一つの方法だと思います。でも僕が思うのはビジネスは信頼関係だと思うんですね。

例えば、上のゴルフクラブを購入する場合、ゴルフ5に自分の癖をよくわかってくれているインストラクターが一人いたら、ゴルフクラブにとても詳しいインストラクターが一人いたら、、試打したときに色々話をきけると、ゴルフ5のその人から購入する確率はぐっと高まると思います。

AppleストアにもApple製品にものすごく詳しいスタッフがいるからこそ売り上げがあがるんだろうし、家電量販店なんかでもそういったことはすごく大事だと思います。自動車のディーラーでは担当の営業がよくないから他のメーカーの車を買ったなんてことはよくある話です。

既存店舗がサンプル置き場にならないように、人材の育成には力をいれていかないといけないと思います。それでも敷居はかなり高くなってしまっているとは思いますけど。。。

それでは

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